委託販売の売価逆算
直売所やハンドメイドの委託販売で、手取りにしたい額と手数料率を入れると、税込の売価が分かります。手数料の消費税や端数処理も選べます。 入れた金額はブラウザの中だけで処理し、サーバーには送りません。
内容はに国税庁の資料で確認しました。
このツールは売価を決めるときの目安で、税務のアドバイスではありません。消費税の扱いは、税務署や税理士に確認してください。入力した内容はブラウザの中だけで処理し、保存しません。
計算結果
| 項目 | 金額 |
|---|
計算のしかた
売価は、手取りを満たす最小の税込価格を、1円ずつ確かめて探しています。割り算の式で出した値をそのまま使うと、手数料の端数処理で手取りが1円足りなくなることがあるためです。
- 税込売価から売上の消費税を出します(税込金額 × 8/108 または 10/110)。
- 手数料は、選んだ金額(税込または税抜の売価)に手数料率を掛けて、端数処理します。
- 手数料の消費税は10%です。税込の手数料なら × 10/110、別にかかる場合は × 10% です。
- 手取り(入金額)は、税込売価から税込手数料を引いた額です。
例として、手取り1000円・手数料10%(税込・切り捨て)なら、売価は1111円です。手数料は111円(1111 × 10% = 111.1 を切り捨て)で、入金は1000円です。1110円では、手数料111円で入金が999円になります。
委託販売の消費税
国税庁のQ&A(問45)では、委託販売をする委託者は、原則として「総額処理」とされています。受託者が商品を売って受け取った金額が委託者の売上になり、受託者に払う委託販売手数料が課税仕入れの支払対価になります。 飲食料品の委託販売では、受託者の販売は軽減税率の対象、手数料は対象外のため、売上から手数料を引いた残りを売上にする「純額処理」はできません。売る商品が軽減税率の対象でなければ、引き続き純額処理もできます。
このツールは売価の逆算だけを行い、申告の計算はしません。売上と手数料の月別の集計は、直売所の精算書集計ツールでできます。
このツールがやらないこと
- 委託先ごとの手数料の決め方(売上に応じた段階の率、固定の出品料など)の反映
- 振込手数料や、手数料以外の控除の計算
- 簡易課税・免税事業者など、事業者の区分に応じた消費税の計算
よくある質問
- 「手取り」は、税込と税抜のどちらですか?
- 精算書で入金される額(税込の売価から、税込の手数料を引いた額)です。課税事業者の場合、売価に含まれる消費税は、あとで申告して納める分を含んでいます。納めたあとに残る額ではありません。
- 手数料の消費税は、8%と10%のどちらですか?
- 10%です。国税庁のQ&A(問45)では、飲食料品の委託販売で、受託者の販売は軽減税率の対象でも、委託販売の手数料(役務の提供)は軽減税率の対象にならないとされています。売る商品が8%でも、手数料は10%で計算します。
- 手数料率は、税込と税抜のどちらの売価に掛けますか?
- 直売所や委託先によって違います。精算書や契約書に「税込売上の○%」とあれば「税込売価」、「税抜売上の○%」とあれば「税抜売価」を選んでください。手数料に消費税が別にかかる契約か、率に消費税が含まれているかも、あわせて確認が必要です。ツールは契約内容を推測しません。
- 1円未満の端数処理は、どれを選べばよいですか?
- 委託先の精算書と同じ方法に合わせてください。国税庁のQ&A(問57)では、適格請求書に書く消費税額の端数処理は、切上げ・切捨て・四捨五入のどれでもよいとされています。ただし、一の適格請求書につき税率ごとに1回です。このツールは1個あたりの売価で計算しているため、実際の精算書の金額と1円ずれることがあります。
- 売価の刻みは何のためですか?
- 計算で出た売価が1111円のように中途半端なとき、10円・50円・100円単位などの売りやすい価格に合わせるためです。切り上げなら手取りは希望額を下回りません。四捨五入や切り捨てでは、希望額に届かないことがあるので、結果に「手取りの差」を出しています。
- 飲食料品の税率が下がる案は反映されていますか?
- 反映していません。8%と10%で計算します。国税庁の税率の案内には、令和9年4月1日から令和11年3月31日までの2年間、飲食料品の消費税率が引き下げられるとの記載がありますが、国税庁の特設サイトでは、法案の成立が前提の内容とされています。成立後の取扱いは確認できていません(未確認)。
- 入れた金額は保存されますか?
- 保存されません。計算はブラウザの中だけで行い、サーバーに送りません。Cookie も localStorage も使わないので、ページを閉じるか更新すると消えます。
根拠(出典)
このページの記述は、国税庁の次の資料に基づきます。2026/11/04に確認しました。改正・更新があれば見直します。
- 消費税及び地方消費税の税率(タックスアンサー No.6303)(2026/11/04 確認)
- 消費税の軽減税率制度に関するQ&A(個別事例編)問45 委託販売手数料の取扱い(2026/11/04 確認)
- 適格請求書等保存方式に関するQ&A 問57 適格請求書に記載する消費税額等の端数処理(2026/11/04 確認)
- No.6371 端数計算(タックスアンサー)(2026/11/04 確認)
飲食料品の税率引下げ(令和9年4月1日〜)の成立後の取扱いは確認できていません(未確認)。売価の総額表示の義務についての記述は、このページでは確認していないため載せていません(未確認)。